内容紹介
新九郎に訪れる数々の別れ―― 新五郎が意識不明の状態で、孫五郎を大将に、龍王丸が陣を張る丸子に出陣した駿府方。その裏をかき、海路にて駿府館を目指す新九郎。時遅く、目覚めた新五郎は事態を悟り、覚悟を決め敵を待ち受けるが――― 龍王丸と孫五郎。新九郎と新五郎。手を取り合って進む未来もありえた男たちの運命が決する日。それは長きに渡る駿河今川家の家督争いが終わる日で…… 先主・義忠の死から十一年。長きに渡る争いの結末とは!?
レビュー3
5/52025/04/07 三法師
「私には向いていなかったのでござるよ。」何と悲しい台詞、最期でしょうか…新五郎殿、本当に惜しい方です。
5/52024/08/11 未設定
戦あり、政治あり、当時の登場人物達の息づかいあり、 相変わらず引き伸ばしとは無縁の情報量の多さで面白いです!