【裏話①】漫画を描く時はキャラクターシート必須。最終的には絵が古いので直近の漫画を参考にしていました。アシさんに基本トーン任せるようになった時、一番活躍しました。
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国王陛下と甘い夜 新妻は旦那様にとろとろに愛されたい
原作:伽月るーこ/漫画:弥生一六/ 竹書房(華猫)
www.cmoa.jp
コミックシーモアにて最新話の先行配信をしていただき、
全19話で最終話を迎えました。
(※他電子書籍の配信先では数か月ズレがあります。)
Xでも感謝の気持ちをまとめましたが改めて、
原作者の伽月るーこ先生、
担当N様、
配信に携わってくださった関係者の皆様、
そして、最後まで読んでくださった読者の皆様に心から感謝申し上げます。
(途中からアシスタントに入ってくれたRもありがとう!!)
憧れだった商業漫画家の世界、
本当にすべてが勉強や驚き…時に苦難。
想像していた以上の世界でした。
(プロの世界の話も検索すれば情報として得られるけど、それはその世界の一部でしかないし”漫画を描く”以外の面も多くありました)
でも、最後は描きたいものが描けた嬉しさや楽しさが全てでした。
最後にこう思えるのは、私一人ではなく、感謝を伝えたい皆様の存在あってこそです。
私は幸せ者です。本当に。
連載が終了したので、
色々裏話も含めて話したいこともあるのですが、
もちろん表に出せないこともあるし、
表に出さずに私だけの大切な経験…思い出にしたい部分でもあるし、
私のように商業漫画家になりたい!と頑張る作家さんに同じようにこの初めての体験を感じてほしい…とか、
それに話したいことがたくさんありすぎてめちゃくちゃ長文になるし語彙もないし説明下手だし…
何より、その時間があれば漫画が描きたいので割愛します!!!!
でも、せっかくなので何かしたい!!
連載終了の宴を開催したい!!!と、
Xでは書き下ろし4コマ漫画や過去の告知絵のまとめなどを流していました。
なのでこのブログでは、
話せる範囲であろうちょっとした裏話と、秘蔵ラフなどを残したいと思います。
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【完結記念のちょっとした裏話と秘蔵ラフ】
今回お出しするのがこちら、秘蔵!ラフ!!です!!
…といっても、ボツ案なので、秘蔵も何も表に出ないのは当然のことで…(笑)
【裏話②】
執筆に入る前にキャラクターデザインを決める作業があります。
編集さん、原作者様に見て頂いて、このデザインで行きましょうというものです。
選べる種類が多いほうが見つけやすいということもあってたくさん描きました。
中でも面白いなぁと思ったのは、編集さんから「弥生先生の思うルーティシアもデザインに入れてください」でした(笑)
頭の中がすでに原作読後の弥生だったので、(もう頭の中にあるルーティシアはなおやみか先生作画のルーティシアなんですが…!?)と。
ですが、お仕事をもらって有頂天&ルーティシアというキャラクターがドストライクだった弥生なので、色んなルーティシアをデザインするのは楽しく振り切って独自のデザインも提出しました。
デザインの息抜きになって楽しかったです(今見ると、少年漫画っぽいというかあー弥生っぽいなぁと…)
ただ、
今思えば新人作家の適応能力とかそういうのも推し測っていたのか…?と思うところもあるんですが、いやあの編集さんだからな…ただ見たかっただけな気がするな…???とも(笑)
(打ち合わせもキャラクター談義で盛り上がれる編集さんなので…!一番身近な原作ファン)
【裏話③】
同じくヴァレリー様のキャラデザラフ。こちらも色々描いたんですが、一番難しかったです。
(本音を言えば、19話まで描いても一番描くのが難しいキャラクターでした)
まず、私のイメージする30代が若いこと。
今まで若い男の子しか描いていなかったこと(いわゆる描き分けができないんですね…)。
女の子ほどキャラデザの引き出しがないこと。
(女の子は髪型+装飾のレパートリーが多いメリットがあるとはいえ…ルーティシアのデザインに比べて本当に申し訳なかった)
もちろんイケメン作品とかも好きなので私もイケメンを描きたい!という気持ちはあるんですが、難しくて…
で(笑)
その限られたデザインの中でまさかの展開。
「ヴァレリー様のキャラデザの中にフィリップがいるんですが!!!!!wwwwww」と、
原作者である伽月先生からまさかの御言葉を頂きました(笑)
※この時点で、ルーティシアとヴァレリー様のキャラデザを進めていたので、フィリップのデザインはまだ手を付けていない状態だったんですね!
だからなおさら面白い出来事で…!!
そして、ヴァレリー様のキャラデザからフィリップの原型が抽出され、完成形フィリップになったのでした。
~完~
…という、大変貴重な裏話です(笑)
確かXですでに出ていた裏話だと思うのですが、いつかそのもとになったラフも公開する機会があれば…と思っていたので、それが叶いました(笑
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